申し込み期間は,8月20日(木)9時から9月15日(火)17時までです。
先着100名を予定しているため,お早めにお申し込みください。
申し込みは締め切りました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。
*申し込み後はご入力いただいたメールアドレス宛に,運営委員 (GSJ2020Event(at)gmail.com)より申し込み完了通知が届きます。万一,お申し込みをされた方で通知を受信できていない方は,お手数ですが再度お申し込みください。
申し込み期間は,8月20日(木)9時から9月15日(火)17時までです。
先着100名を予定しているため,お早めにお申し込みください。
申し込みは締め切りました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。
*申し込み後はご入力いただいたメールアドレス宛に,運営委員 (GSJ2020Event(at)gmail.com)より申し込み完了通知が届きます。万一,お申し込みをされた方で通知を受信できていない方は,お手数ですが再度お申し込みください。
斎藤恭一 先生 (Kyoichi SAITO)
所属: 早稲田大学 理工学術院 客員教授
運営委員より:
斎藤恭一先生は,放射線グラフト重合法による機能性高分子材料の開発に取り組まれてきました。私は学部2年の全学自由ゼミナールで,高分子を使って海水からウランを回収するという研究テーマを選び,斎藤先生からご指導をいただく機会に恵まれました。海水から微量元素のウランを集めてエネルギー源として使おうという,想像のはるか上を行く夢のある研究テーマに取り組むことができました。
斎藤先生は研究者としてだけでなく,ベストティーチャー賞を受賞するほど教育でも実績をあげられている先生です。特に理系英語,科学英語,プレゼンテーションに関する著書も多数出版されており,過去2回にわたって地球化学会ショートコースでご講演をいただき,いずれもたいへん好評でした。
研究活動の集大成が論文執筆と学会発表といえますが,いずれも研究の中身を正確かつ魅力的に相手に伝えることが大切です。今回も科学英語の読み書き,プレゼンテーションでの注意点などをお話しいただく予定です。斎藤先生から匠の技を習得して下さい。
運営委員 (鍵)
斎藤先生からの課題です。
参加申し込みをされた方,参加をご検討されている方,ぜひお目通しください。
(↑上の「◯課題」をクリックすると,先生から事前にいただいた課題(PDF形式)がダウンロード出来ます。)
課題の解答はこちら
馬上謙一 先生 (Ken-ichi BAJO)
所属: 北海道大学 大学院理学研究院自然史科学専攻 助教
動画コンテンツ
オンラインで繋がる
フィールド/ラボツアー企画
こんな時だからこそ…
オンラインで一緒にフィールド・分析を体感しよう!
運営委員より:
馬上謙一先生は, 希ガス同位体宇宙化学をご専門とされ, これまで質量分析計を中心とした様々な手法を駆使して地球内外物質の分析を行い, 小惑星表層での宇宙風化メカニズムと太陽系物質進化の相互的理解を目指した研究に取り組まれてきました。特に, 北海道大学に設置の二次イオン質量分析装置LIMAS(Laser Ionization Mass nAnoScope)の立ち上げには導入当初から携われ, 先生の並々ならぬご尽力により, これまで不可能であったナノメートルスケール以下での局所領域での同位体分析が可能となりました。装置開発によって未知の微小領域の化学が明らかになることで, 太陽系の起源と進化の理解が将来的に大きく進むことが期待されます。
私は昨年度, 北海道大学で開催された国際隕石学会 (MetSoc 2019) にて, 先生に実験室をご案内いただき, 実験装置の形状や材質, 設定可能な実験条件などの情報を実際にその場で目で見て感じることができ, 大変貴重な経験となりました。今回のオンラインショートコースでは, 装置の原理説明から実際の測定の様子まで, 臨場感溢れる動画を企画していただいています。質量分析計がご専門の方に限らず, 是非とも皆さまにご参加いただきたいと思っております。
運営委員 (日比谷)
山崎敦子 先生 (Atsuko YAMAZAKI)
所属: 九州大学 大学院理学研究院地球惑星科学部門 助教
動画コンテンツ
オンラインで繋がる
フィールド/ラボツアー企画
こんな時だからこそ…
オンラインで一緒にフィールド・分析を体感しよう!
運営委員より:
山崎敦子先生は,サンゴ礁地球環境学を専門とし,サンゴ礁と地球環境の関係について総合的な理解を目指した発展的な研究を精力的に続けて来られました。地球化学,古海洋学,堆積学などの分野においてこれまでに数多くの研究成果を挙げておられ,2017年には日本地球化学会奨励賞を受賞されています。また,喜界島サンゴ礁科学研究所の所長を務めておられ,若手研究者の育成やアウトリーチにも力を入れていらっしゃる先生です。
サンゴという試料の入手をはじめ,研究を進める上で危険なことや大変なこともあるはずですが,実験・分析,そして何よりフィールドでのサンプリングの様子は非常に楽しそうで,フィールドワークが専門ではない私もそのワクワク感を何度も感じさせて頂きました。山崎先生が撮られたサンゴ礁のきれいな写真を見るだけでも楽しく感じるところですが,今回,オンラインという特性を生かし,フィールドワークや分析の様子を動画を交えて共有していただけるということで,大変貴重かつ楽しい時間になると思っています。
運営委員 (橋口)
八田真理子 先生 (Mariko HATTA)
所属: ハワイ大学 海洋学部,
JAMSTEC地球環境部門 北極環境変動総合研究センター(IACE)北極海洋生態系研究グループ
運営委員より:
八田先生は2006年に富山大学で学位を取得されてから,そのキャリアを海外で切り開いてきた海洋地球化学者です。特に国際プロジェクトであるGEOTRACESにプラニングから参画し,特に船上での微量金属元素濃度の分析を分析手法の開発から適用まで行ってらっしゃいます。
自らの力で分析手法を開発し,これを研究船に持ち込み,データを出し解析する。王道と言えば王道ですが,これを海外との国際プロジェクトの中で,しかも若くして牽引していくことは、決して簡単なことではありません。このような挑戦を若くから志し,海外で切り開いてきた八田先生から,若手地球化学者がどのように成長していくべきか,そんなヒントになるようなお話が聞ければいいなと思い,講演を依頼しました。
エネルギッシュな先生のプレゼンテーションから様々なことを吸収し,未来の自分の可能性や挑戦について考えてみてください。
運営委員 (服部)
黒川宏之 先生 (Hiroyuki KUROKAWA)
所属: 東京工業大学 地球生命研究所 特任助教
運営委員より:
黒川宏之さんは,「惑星の形成と進化」をテーマに幅広い研究成果を挙げられている新進気鋭の研究者です.2013年に東工大で学位を取られた後,名古屋大学大学院理論宇宙物理学研究室を経て,現在は東工大ELSIの特任助教をなさっています。黒川さんの研究は数値モデルを主軸としながらも,実証データとの比較検証をもって問題解決を行うという分野横断的なスタイルです.これまでに惑星の形成過程から地球や火星の進化に関して重要な研究成果を挙げられており,日本惑星科学会の2018年度最優秀研究者賞を受賞されています。
ご講演は,「惑星形成・進化の理論モデルと地球化学分析の接点」と題されており,分析―実験―理論をまたぐ視野をお持ちの黒川さんだからこそできる話題提供となっています。惑星形成・進化に関する諸問題解決に向けて,将来の研究の方向性や,どのような分析・実験データが必要となるのかなど,地球化学分野との接点について活発な議論の場となるものと大変期待しています。
運営委員(尾﨑)
菅沼悠介 先生 (Yusuke SUGANUMA)
所属: 国立極地研究所 准教授
運営委員より:
地球化学が「地球」を冠している以上,我々は地球上から試料を採集・採取をしてくる必要があります。それは時には隕石であったり,貴重な鉱物であったりしますが,そこら辺の薄汚れた石ころや土砂,我々を取り巻く空気や果てしなく広がる海洋を漂う微粒子,氷河から溶け出た一滴の水…なんてこともあります。どのようなものが「宝物」であるかは,研究者各々の世界感によるところも大きいですが,時には危険すら伴う「宝物」を探す冒険の旅,それがフィールドワークです。
今回の講師,国立極地研究所の菅沼 悠介先生は,生粋のフィールドワーカーです。先生が何の変哲もない千葉県市原市の露頭を「チバニアンの地層」として変貌させたメンバーの1人であることは,皆さんご存知のところとは思います。チバニアンに関しては,第36回講談社科学出版賞を受賞された先生の著書『地磁気逆転と「チバニアン」』(ブルーバックス)をご覧ください。
同時に菅沼 先生は,南極氷床変動に関連した古気候・古環境研究をリードしておられます。近年,堆積物コアやアイスコア,樹木・サンゴ年輪などの古気候アーカイブを用いて,平均気温プラス2~4℃の地球環境を理解しようと,多くの研究者たちが尽力しています。特に,広大な氷床を有する「南極」は注目の的で,世界中のフィールドワーカーが「宝物」を探すために,雄大かつ過酷な環境に立ち向かっています。
今回は,菅沼 先生にそんな南極でのフィールドワークの様子も交えながら,南極氷床の変動史について「深掘り」していただきます。普段は研究室に籠りがちな分析や解析がメインの学生・若手研究者にも,フィールドワークの楽しみや試料の大切さを分かってもらえたらと思います。
運営委員 (安藤 )
*オンデマンド講演になります。質疑応答は,国立極地研究所 石輪 健樹さんが担当いたします。
石橋純一郎 先生 (Jun-ichiro ISHIBASHI)
所属: 九州大学 大学院理学研究院地球惑星科学部門 准教授
運営委員より:
石橋純一郎先生は海底熱水活動を対象とした地球化学的研究を引っ張って来られた先生で,これまで,岩石学や鉱物学,微生物学など,他分野とも深く連携しながら独創的な研究分野を切り開いて来られました。2016年には地球化学会学会賞を受賞され,地球化学分野において数多くの功績を挙げられています。
学際的研究を数多くを創成し最前線を走って来られた先駆者としてのお話をぜひお伺いしたいと思い,この度お声をかけさせていただきました。お忙しい中ご快諾いただき,石橋先生には御礼申し上げます。
地球化学という分野自体,境界領域として発達してきた学問で,どの専門分野の研究に携わっていてもそれを発展させていくには他分野との連携は非常に重要になります。今回,ご専門の海底熱水活動についてのご研究,そして,学際研究の重要性についてお話頂けるとのこと,若手研究者の皆様にはとても興味深い内容だと思いますし,何より私自身非常に楽しみにしております。
コロナ禍で思うように行かない状況が続く中,改めて,地球化学分野の研究へのモチベーションに繋がる大変貴重なお時間となると思っています。
運営委員 (橋口)
Shuhei Ono先生
所属: マサチューセッツ工科大学 准教授
(Massachusetts Institute of Technology,
Department of Earth, Atmospheric, and Planetary Sciences)
運営委員より:
新しいことに挑戦するとき,何かを本気で成し遂げたいとき,逆にくじけそうになってしまったとき,みなさんはどのように自分を支え頑張る原動力にしていますか?同世代の頑張りに「アイツがんばってるな,自分も負けてられないな」と思うこともあるかもしれません。また,先輩方の活躍を見て「(いつか)あの人のようになりたい!」と思うこともあるでしょう。Shuhei Ono先生は,私にとって強い“憧れ“を喚起してくれた尊敬する地球化学者です。
Ono先生は,早稲田大学を卒業後単身アメリカに渡り,ペンシルバニア州立大学で学位取得後,カーネギー研究所の研究員を経て,マサチューセッツ工科大学におけるキャリアを築いてこられました。近年では,レーザー分光法を用いたメタンのクランプトアイソトープ(凝集同位体)の分析法開発とその応用を展開され,2017年にPaul W. Gast レクチャーシップを受賞なさっています(※Goldschmide会議における受賞講演の様子を,YouTubeで見ることができます(こちら)。
新型コロナウィルス感染拡大とその対策により,様々な教育・研究活動が制限されています。一方で,オンラインでの活動の幅が広がったことで,今回のように海外の先生をショートコースに招待する,という発想の転換にも繋がりました。災い転じて福となす,そのきっかけとして,この朝活セミナーから何かを掴み取って下さい。
運営委員 (服部)