2-3 二次イオン質量分析法と宇宙地球化学への応用

馬上謙一 先生 (Ken-ichi BAJO)
所属: 北海道大学 大学院理学研究院自然史科学専攻 助教

動画コンテンツ

オンラインで繋がる
フィールド/ラボツアー企画

こんな時だからこそ…
オンラインで一緒にフィールド・分析を体感しよう!


運営委員より:
 馬上謙一先生は, 希ガス同位体宇宙化学をご専門とされ, これまで質量分析計を中心とした様々な手法を駆使して地球内外物質の分析を行い, 小惑星表層での宇宙風化メカニズムと太陽系物質進化の相互的理解を目指した研究に取り組まれてきました。特に, 北海道大学に設置の二次イオン質量分析装置LIMAS(Laser Ionization Mass nAnoScope)の立ち上げには導入当初から携われ, 先生の並々ならぬご尽力により, これまで不可能であったナノメートルスケール以下での局所領域での同位体分析が可能となりました。装置開発によって未知の微小領域の化学が明らかになることで, 太陽系の起源と進化の理解が将来的に大きく進むことが期待されます。
 私は昨年度, 北海道大学で開催された国際隕石学会 (MetSoc 2019) にて, 先生に実験室をご案内いただき, 実験装置の形状や材質, 設定可能な実験条件などの情報を実際にその場で目で見て感じることができ, 大変貴重な経験となりました。今回のオンラインショートコースでは, 装置の原理説明から実際の測定の様子まで, 臨場感溢れる動画を企画していただいています。質量分析計がご専門の方に限らず, 是非とも皆さまにご参加いただきたいと思っております。

運営委員 (日比谷)




スペシャル朝活セミナー (Ono先生)
1-1 海底熱水活動の地球化学的理解 –学際研究のすすめ– (石橋先生)
1-2 極限フィールドワークから紐解く南極氷床変動メカニズム (菅沼先生)
1-3 惑星形成・進化の理論モデルと地球化学分析の接点 (黒川先生)
2-1 国際共同研究プロジェクトGEOTRACESとアメリカ生活 (八田先生)
2-2 サンゴ礁の総合研究フィールド (山崎先生)
2-3 二次イオン質量分析法と宇宙地球化学への応用 (馬上先生)
3 理系英語の学び方 : 方向性と方法論 (斎藤先生)