運営委員の紹介

服部 祥平
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 / 日本地球化学会 企画幹事
 東工大の服部です。同位体分子種(アイソトポログ)の分析化学技術と大気化学輸送モデルによる解析技術を組み合わせ,地球表層環境の診断を目指して研究しています。雪氷圏,大気圏,生物圏における様々な現象を解明に資する研究を進めています。また,日本地球化学会で企画幹事を拝命し,様々な企画に関わっております。さいきん父になりました!

尾﨑 和海
東邦大学 理学部 生命圏環境科学科
 はじめまして!東邦大の尾﨑です。地球惑星システム学が専門で,地球環境と生命の共進化を物質循環に基づいて理解するためのモデリング研究を行っています。得られた知見から系外惑星の進化に関する一般論を構築すること目指しています。2012年に東大地惑で学位取得後,大気海洋研究所,ジョージア工科大学(米)を経て2018年から現職です。オンライン開催となりますが,若手のつながりを盛り上げていきたいと思っていますので,どうぞよろしくお願いします!

 

橋口 未奈子
名古屋大学 大学院環境学研究科
 名古屋大学の橋口です。宇宙化学を専門に,有機物に着目した研究を続けてきました。隕石などに含まれる地球外有機物がどのように形成され進化してきたのか,それらが太陽系物質進化にどのような影響を与えたのか,水-鉱物-有機物の共進化プロセスを探っています。
 初の試みとなるオンライン開催のショートコースとなりますので,その利点を活かしつつ,充実した企画にしたいと思っています。よろしくお願いします。

安藤 卓人
島根大学 エスチュアリー研究センター 環境変動解析部門
 島根大学の安藤です。専門は有機地球化学と微古生物学で,その境界領域の研究を今後展開していこうと考えています。これまで,フランス,インド洋,グリーンランドといろいろなフィールドにいったり,氷から泥・岩までいろんな試料を,いろんな方法で分析してきました。マニアックな研究を楽しみながらやってます。 

 

日比谷 由紀
国立研究開発法人海洋研究開発機構 海洋機能利用部門海底資源センター
 JAMSTECの日比谷由紀です。昨年,東大地惑で博士号を取得いたしました。宇宙地球化学(同位体)が専門ですが,これまで分光学や岩石学も含めた様々な手法を用いて,太陽系物質進化解明を目指した隕石研究を続けて参りました。最近では,地球集積物質の起源を探るべく,深部マントルについて研究を進めております。ショートコース運営に携わることは初めてですが,若手の視点からはどのような内容が面白いのか,そしてオンラインだからこその独自性とは何か,を追求しながら楽しい企画にできるよう頑張りたいと思います。

 

山田 明憲
豊島電気製作所
 2015年に博士課程を退学したあと,研究員・特任助教などをしてから,現職です。主に電動の装置や機械の制御装置を設計・製作しています。
 学生時代に参加したショートコースでは,いろいろなことをできるようになって “私を雇えば一人で何役もできてお得です” と売り込みなさい,という話がとくに印象に残っています。

 

鍵 裕之
東京大学 大学院理学系研究科 / 日本地球化学会 会長
 地球深部に興味を持ち,高圧下での物質の構造変化や最近は有機物の圧力誘起反応などを調べております。地球化学会には修士2年の頃からアメリカ滞在中の2年間を除いて毎年参加しています。順調に歳だけは重ねてきましたが,一研究者としてこれからも精進していきたいと考えております。
 例年,年会前日に開催されているショートコースは学生さんを中心とする若者の参加が中心でした。今年のショートコースはオンライン開催ですので参加人数の制約が実質的になく,しかも早朝から夕方まで開催される予定です。老若男女問わず,ご興味のある方,今年のショートコースに是非ご参加下さい。