Excerpt の欄
投稿者: Akinori Yamada
3 理系英語の学び方 : 方向性と方法論
斎藤恭一 先生 (Kyoichi SAITO)
所属: 早稲田大学 理工学術院 客員教授
運営委員より:
斎藤恭一先生は,放射線グラフト重合法による機能性高分子材料の開発に取り組まれてきました。私は学部2年の全学自由ゼミナールで,高分子を使って海水からウランを回収するという研究テーマを選び,斎藤先生からご指導をいただく機会に恵まれました。海水から微量元素のウランを集めてエネルギー源として使おうという,想像のはるか上を行く夢のある研究テーマに取り組むことができました。
斎藤先生は研究者としてだけでなく,ベストティーチャー賞を受賞するほど教育でも実績をあげられている先生です。特に理系英語,科学英語,プレゼンテーションに関する著書も多数出版されており,過去2回にわたって地球化学会ショートコースでご講演をいただき,いずれもたいへん好評でした。
研究活動の集大成が論文執筆と学会発表といえますが,いずれも研究の中身を正確かつ魅力的に相手に伝えることが大切です。今回も科学英語の読み書き,プレゼンテーションでの注意点などをお話しいただく予定です。斎藤先生から匠の技を習得して下さい。
運営委員 (鍵)
⚪️課題
斎藤先生からの課題です。
参加申し込みをされた方,参加をご検討されている方,ぜひお目通しください。
(↑上の「◯課題」をクリックすると,先生から事前にいただいた課題(PDF形式)がダウンロード出来ます。)
課題の解答はこちら
2-3 二次イオン質量分析法と宇宙地球化学への応用
馬上謙一 先生 (Ken-ichi BAJO)
所属: 北海道大学 大学院理学研究院自然史科学専攻 助教
動画コンテンツ
オンラインで繋がる
フィールド/ラボツアー企画
こんな時だからこそ…
オンラインで一緒にフィールド・分析を体感しよう!
運営委員より:
馬上謙一先生は, 希ガス同位体宇宙化学をご専門とされ, これまで質量分析計を中心とした様々な手法を駆使して地球内外物質の分析を行い, 小惑星表層での宇宙風化メカニズムと太陽系物質進化の相互的理解を目指した研究に取り組まれてきました。特に, 北海道大学に設置の二次イオン質量分析装置LIMAS(Laser Ionization Mass nAnoScope)の立ち上げには導入当初から携われ, 先生の並々ならぬご尽力により, これまで不可能であったナノメートルスケール以下での局所領域での同位体分析が可能となりました。装置開発によって未知の微小領域の化学が明らかになることで, 太陽系の起源と進化の理解が将来的に大きく進むことが期待されます。
私は昨年度, 北海道大学で開催された国際隕石学会 (MetSoc 2019) にて, 先生に実験室をご案内いただき, 実験装置の形状や材質, 設定可能な実験条件などの情報を実際にその場で目で見て感じることができ, 大変貴重な経験となりました。今回のオンラインショートコースでは, 装置の原理説明から実際の測定の様子まで, 臨場感溢れる動画を企画していただいています。質量分析計がご専門の方に限らず, 是非とも皆さまにご参加いただきたいと思っております。
運営委員 (日比谷)
2-2 サンゴ礁の総合研究フィールド
山崎敦子 先生 (Atsuko YAMAZAKI)
所属: 九州大学 大学院理学研究院地球惑星科学部門 助教
動画コンテンツ
オンラインで繋がる
フィールド/ラボツアー企画
こんな時だからこそ…
オンラインで一緒にフィールド・分析を体感しよう!
運営委員より:
山崎敦子先生は,サンゴ礁地球環境学を専門とし,サンゴ礁と地球環境の関係について総合的な理解を目指した発展的な研究を精力的に続けて来られました。地球化学,古海洋学,堆積学などの分野においてこれまでに数多くの研究成果を挙げておられ,2017年には日本地球化学会奨励賞を受賞されています。また,喜界島サンゴ礁科学研究所の所長を務めておられ,若手研究者の育成やアウトリーチにも力を入れていらっしゃる先生です。
サンゴという試料の入手をはじめ,研究を進める上で危険なことや大変なこともあるはずですが,実験・分析,そして何よりフィールドでのサンプリングの様子は非常に楽しそうで,フィールドワークが専門ではない私もそのワクワク感を何度も感じさせて頂きました。山崎先生が撮られたサンゴ礁のきれいな写真を見るだけでも楽しく感じるところですが,今回,オンラインという特性を生かし,フィールドワークや分析の様子を動画を交えて共有していただけるということで,大変貴重かつ楽しい時間になると思っています。
運営委員 (橋口)
2-1 国際共同研究プロジェクトGEOTRACESとアメリカ生活
八田真理子 先生 (Mariko HATTA)
所属: ハワイ大学 海洋学部,
JAMSTEC地球環境部門 北極環境変動総合研究センター(IACE)北極海洋生態系研究グループ
運営委員より:
八田先生は2006年に富山大学で学位を取得されてから,そのキャリアを海外で切り開いてきた海洋地球化学者です。特に国際プロジェクトであるGEOTRACESにプラニングから参画し,特に船上での微量金属元素濃度の分析を分析手法の開発から適用まで行ってらっしゃいます。
自らの力で分析手法を開発し,これを研究船に持ち込み,データを出し解析する。王道と言えば王道ですが,これを海外との国際プロジェクトの中で,しかも若くして牽引していくことは、決して簡単なことではありません。このような挑戦を若くから志し,海外で切り開いてきた八田先生から,若手地球化学者がどのように成長していくべきか,そんなヒントになるようなお話が聞ければいいなと思い,講演を依頼しました。
エネルギッシュな先生のプレゼンテーションから様々なことを吸収し,未来の自分の可能性や挑戦について考えてみてください。
運営委員 (服部)