運営委員の紹介

橋口 未奈子

(名古屋大学 大学院環境学研究科)
 名古屋大学の橋口です。宇宙化学を専門に,有機物に着目した研究を続けてきました。隕石などに含まれる地球外有機物がどのように形成され進化してきたのか,それらが太陽系物質進化にどのような影響を与えたのか,水-鉱物-有機物の共進化プロセスを探っています。
 オンライン開催の利点を活かしつつ,充実したショートコースにしたいと思っています。よろしくお願いします。





安藤 卓人

(島根大学 エスチュアリー研究センター 環境変動解析部門)
 島根大学の安藤です。化学分析を用いた古環境・古生態系指標の開発に興味があり,これまでに藻類バイオマーカーを用いた指標,エアロゾル中の塩微粒子組成を用いた指標の開発を行なってきました。現在は,高分子で構成される有機質微化石(パリノモルフ)について,分光分析を駆使して再分類と保存プロセスの理解,新規指標の開発を行なっています。実験も好きですが,フィールドや観察を重視しています。ちなみに趣味は楽器演奏と作曲です。







鹿児島 渉悟

(富山大学 学術研究部理学系/理学部 生物圏環境科学科)
 富山大学の鹿児島です。火山や断層における物質循環に興味を持っていて、そういった場所で放出されるガス・水に含まれる希ガスなどの揮発性元素の同位体を測定することにより、物質の起源・循環を調べています。陸・海を問わず色々なフィールドに行くことは研究の醍醐味の一つです。趣味は麻雀です。皆さんはのめりこみ過ぎないように気をつけましょう。












窪田 薫

(神戸大学 大学院人間発達環境学研究科)
 神戸大の窪田です。専門は海の生物が作る炭酸カルシウム骨格の微量元素・同位体分析を通じた古気候・古環境・古海洋研究です。特に二酸化炭素といった人為起源の汚染物質が地球システムの中でどのように循環し、生態系に影響を与えているかについて興味を持っています。ICP-MS、LA-ICPMS、AMS、TIMS、IRMSといった質量分析技術を主に研究手法としています。サッカーと魚と酒と旅行が趣味です。2019年の年会中に第一子が生まれ、父になりました!(GJ賞)








八田 真理子

(国立研究開発法人 海洋研究開発機構 北極環境変動総合研究センター)

 JAMSTECの八田です。栄養塩及び微量金属を用いた海水の物質循環に興味があり、船上分析法を用いて海水中の微量金属の分布を様々な海域で調査てきました。近年は、プログラミング可能なマイクロ法を用いた分析法を現場分析へ応用する研究も行っています。アメリカのハワイ大学で研究を行ってきた経験があり、現在も積極的に国際共同研究に取り組んでいます。






日比谷 由紀

(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系)
 東京大学の日比谷由紀です。宇宙地球化学(同位体)が専門ですが,これまで分光学や岩石学も含めた様々な手法を用いて,太陽系物質進化解明を目指した隕石研究を続けて参りました。最近では,地球材料物質の起源を探るべく,深部マントルについても研究を進めております。学部時代はオリエンテーリング部で山を走っていましたが, 今は, 船に乗って海を眺めながら釣りをしに行くことが好きです。最近, 希ガスの分析を始めました!







山田 明憲

(豊島電気製作所)
 2015年に博士課程を退学したあと,研究員・特任助教などをしてから,現職です。主に電動の装置や機械の制御装置を設計・製作しています。
 学生時代に参加したショートコースでは,いろいろなことをできるようになって “私を雇えば一人で何役もできてお得です” と売り込みなさい,という話がとくに印象に残っています。








服部 祥平

(東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 / 日本地球化学会 企画幹事)
 東工大の服部です。同位体分子種(アイソトポログ)の分析化学技術と大気化学輸送モデルによる解析技術を組み合わせ,地球表層環境の診断を目指して研究しています。雪氷圏,大気圏,生物圏における様々な現象を解明に資する研究を進めています。また,日本地球化学会で企画幹事を拝命し,様々な企画に関わっております。さいきん父になりました!